旬の食材を使った料理
夏の和食には、夏ならではの旬の食材を使った物が美味しいものです。
野菜ではオクラや茄子、ピーマンやトマトやゴーヤなどが挙げられます。
魚ではアジやうなぎ、果物は桃やスイカが美味しい季節です。
ニンニクも夏が旬の食材です。
これらの食材は、身体を冷やしてくれたり疲労回復効果が期待できたりと夏に適した効用が期待できます。
茄子の田楽やオクラととろろの丼、アジの天ぷらやゴーヤチャンプルなど、旬の食材を使った和食メニューは豊富です。
季節を感じることができて栄養価も高い旬の和食は、魅力いっぱいです。
食欲増進、夏バテ防止効果の和食
暑い夏、夏バテして食欲がなくなる人も見られます。
そんなときに人の健康をサポートしてくれるのが、夏の和食です。
例えばそうめんは、喉越しも良くて食欲がない時でもツルツルと食べることができます。
生姜やネギなどの薬味を入れることで、栄養成分を摂取できます。
夏が旬のニンニクやうなぎも、スタミナ豊富で弱っている身体を回復させるために効果的と言えるでしょう。
うな丼をはじめ、ニンニク味噌を作っておけば、おにぎりや冷ややっこ、野菜炒めなど何にでも使えて便利です。
ニンニクの香りで食欲も増します。
またオクラのネバネバ成分にも、ムチンという成分が含まれており疲労回復効果があります。
夏バテ時期にはオクラの天ぷらもおすすめです。
夏は和食を食べた後にデザートとしてスイカが出てくることも多いですが、スイカも夏バテや熱中症を防ぐ働きがあります。
スイカのリコピンは活性化酸素を抑制して、肝機能の働きを活性化してくれます。
水分とエネルギーのチャージにも優れたフルーツです。
食べ物が傷みやすい季節、調理方法にも工夫を!
暑い夏は、どうしても食べ物が傷みやすくなってしまいます。
そんなときでも安心して食べられるように、工夫した調理法で作られた和食メニューもいろいろとあります。
例えばニンニクと生姜をたっぷり使って作る豚肉の生姜焼きは、お弁当に入れても安心のおかずです。
生姜やニンニクには抗菌作用があるので、食べ物が腐りにくくなるのです。
そのほかにも、夏に食欲をそそる梅干しを使った和食料理も、食材が傷みにくくなります。
梅入りの炊き込みご飯やアジと梅干のフライなど、さっぱりいただける和食は人気メニューです。
カリカリの梅干しとちりめんじゃこで作るふりかけも、重宝することでしょう。
抗菌力を持つ食材は味もスパイシーな物が多いので、夏場食欲がないときにも食べやすいものです。
美味しく安心して食べられる和食で、夏を乗り越えましょう。