知っておきたい居酒屋を楽しむための習慣

マナーがあるのが料理の面白いところ

食事をする時に食べ方にマナーがあるのは、どこの国にも共通しています。
毎日の家での食事でも、和食におけるマナーを知らず知らずのうちにしている人がほとんどです。
日本では箸を使って食べることから、和食には箸に関するマナーが多いのが特徴です。
箸を器を引き寄せる引き寄せ箸や、箸の先に付いた食べ物を舐めるねぶり箸、さらには何を食べようかと料理の上で箸を動かす迷い箸などが、代表的なマナー違反です。
さらに、箸を置く際には食器の上に置かず、箸置きに置くのがマナーで、これはさすがに毎日の食事ではできていないという家庭が多いのではないでしょうか。
フレンチやイタリアンでは、ナイフとフォークの使い方にマナーが多くあるように、料理をおいしく食べるには守るべきルールがあると知っておくことが大事です。

居酒屋を楽しむためのマナーとは

居酒屋で食事を楽しむためのマナーは、居酒屋の習慣を知ることと重なります。
和食メインの居酒屋であれば、先に挙げた箸の遣い方などは社会人として身に付いているのが前提で、さらに居酒屋での習慣を知っていると、初めてでもスムーズに飲食ができます。
大人数で行くにしろ、2人で行くにしろ、誰かと一緒に行くのであれば、居酒屋ではまずは乾杯が一番の習慣です。
席に通されたら何はさておき、飲み物を注文するのが居酒屋のルールでもありますので、料理より先に飲み物がきます。
そのため、とりあえずは乾杯という流れになりやすいことから、一緒に行った人達と乾杯することから、居酒屋の食事は始まるというわけです。
乾杯という声と共に、みんなでグラスを軽くぶつけます。
ただし、大衆居酒屋であってもワイングラスをぶつけるのはご法度です。
ワイングラスの乾杯はグラスを掲げることですし、高級店ならビールジョッキであってもぶつけずに乾杯するのがマナーです。

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大皿の料理は誰かが取り分けよう

数人で行った場合、頼んだ料理が大皿で出てくることもあるでしょう。
その時は人数分の小皿を用意してもらい、誰かが代表して取り分けるのが居酒屋における食事の習慣です。
誰も取り分けず、さらには手も付けないという状態になっていると見て取ったら、取り分けますねと声をかけるといいでしょう。
おそらく、みんながホッとした雰囲気になるはずです。
ただし、等分に、そしてある程度きれいに取り分ける必要があるため、自信がないときは上手そうな人に取り分けてもらうようお願いするのも、居酒屋での基本ルールとして知っておくと、無理しなくて済みます。

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